生活支援
家庭に復帰した場合、自立した生活をする場合を視野においた段階的な生活習慣、生活技術、社会スキルの体得指導を行う。

基本的生活習慣の確立を食事・睡眠・勉強・挨拶・マナー・遊び・買い物等の中で自己管理を習得する。

掃除・洗濯・整理整頓・歯磨き・服装・食事マナー・社交的マナー等の生活技術を習得させる。

和太鼓・スポーツチャンバラ・茶道等を通してグループ活動を体験させる。

社会奉仕活動を通して社会性や道徳心を涵養していく。

生活場面での問題解決の方法や考え方、対人関係スキルを育成する。
基幹的職員
施設に入所している児童及びその家庭への支援の質を確保する為、その担い手となる施設職員の専門性の向上を図り、計画的に育成するための体制を整備していく。

入所児童の支援計画の進捗状況の把握、見直しなどケースマネージメントとその進行管理を行う。

地域の社会資源等について理解し、関係機関との連携において中心的な役割をはたす。

職員に対する適切な指導・教育(スーパーバイズ)及びメンタルヘルスに関する支援を行う。
家庭支援(専門相談員)

児童相談所のケースワーカーと連携して保護者との相談・指導等の支援を行って子どもの家庭復帰を図る。福祉事務所や他の機関とも連携を取る窓口になる。

里親委託を推進する。
個別対応職員

大人への安心・安全感が形成されていない児童、子どもらしい感情表現が困難な児童、他者との信頼関係が困難な児童、愛着障害を起こしている児童に対して、個別の関わりを通じて、集団での生活に適応できるようケアしていく。

担当とは別に、スイッチング時などの問題行動の対応に当たり、以後の適切な関わりの指導を行って予防する。
教育指導
若竹学級(小学校)、青峰学級(中学校)において本校から小学校、中学校教師の派遣により、手厚い授業を行う。(計6名)

児童生徒個々の学力や興味関心を適切に捉えて、個別の学習指導を行い、基礎学力の向上と進学率の充実を目指す。

学級連絡会を通し学園との共通理解を図り、社会生活を見通した基本的な生活習慣の確立を目指す。

学園の活動をサポートし、スポーツチャンバラ、茶道、坐禅、和太鼓等の体験活動を通 して、心の安定を図り、自尊感情や自律心を育てていく。

生活・心理の各部門と連携・協力して,児童・生徒への理解を深め,治療教育の視点で積極的・開発的生徒指導に努める。

原籍校と連携して、連絡会等での情報交換を通して進路保障を充実させる。
自立支援活動

キャンプ等での野外自炊、農園での野菜作り、環境整備での草刈や園芸などの軽作業を通し、職業体験を行う。

種々の催し事に参加し、職員と共に子ども達で企画し、製作・運営する。

卒業後の自立に向けて民間資源を活用して職場体験を行ったり、自炊・洗濯などの自活スキルを学ばせる。
医療と保険
医師と看護師によって日常の疾病や外傷は処置し、健康管理と予防を行っています。嘱託医による定期的な園内診療を行っています。心理分野の専門家をスーパーバイザーとして招き、コンサルテーションを行っている。

児童相談所・福祉事務所・民生児童委員・地区コミュニテイーセンター・地区警察署等とは退園に至るまであらゆる面で連携を図っている。

学校関係では、本校及び原籍校、市教育委員会と定期的に連携を持っている。

各大学・短期大学・専門学校とは実習生受け入れを通じて交流を行っている。
高松大学・高松短期大学

県内の養護施設等との連携を密にしている。
・讃岐学園
・恵愛学園
・斯道学園
・亀山学園
・なごみハウス圓
・喝破道場

園生の社会復帰を目標に作業等の体験学習の場を提供してくれる会社や団体との連携を大切にしている。
省エネ活動
開園時から環境保全活動として園生・職員も含めて取り組んでいる。腐葉土作り等で有機農法による野菜作りをしている。温度設定、時間設定、使用個数設定等で電気の省力に努めている。
防災・避難訓練

毎月の定例訓練
学校部門と連携しての防災・避難訓練を通して、避難通路や集合場所の周知を徹底する。

特別訓練
年2回大規模地震を想定した訓練を実施する。
6人を1組としてテント張り、トイレ設置、調理場設置等、本番を想定した訓練を実施する。